トロワエール

国立にあるリンパドレナージュのプライベートサロン

健康

グルテンフリーの食事

2017/06/30

グルテンフリー。
テニスのジョコビッチ選手が「グルテンフリーの食事に変えてからパフォーマンスが大幅に上がった」と発表したことで欧米でブームとなり、日本でもあちこちで見聞きするようになりましたね。

グルテンとは、小麦・大麦・ライ麦などに含まれているたんぱく質のことです。
グルテンは水分と混ざり合うとべったりと小腸にこびりつき、内壁にある絨毛突起が覆われて機能しなくなってしまいます。
(小麦粉に水を入れて混ぜるとボテッとしますよね。あれが腸壁にくっついてしまうのです。)

小腸は口から取り入れた栄養分や水分を吸収する臓器です。
そんな大切な臓器の機能が低下して栄養分や水分を吸収できなくなれば腸内環境は悪くなり、代謝が落ちて体調不良や肥満にもつながります。
様々な不調を改善するにはまず腸内環境を整えることがとても重要です。

またグルテンの中に含まれるグリアジンという成分に体が過敏に反応してしまう「グルテン過敏症」。
その症状は比較的軽いものが多く、日常的にありすぎて認識していない人が多くいると言われています。
以下の症状があり、これまで色々試したけれど何も変化がなかったという方は、グルテンフリーの食事にするだけで改善する可能性があります。

集中力の低下
頭痛や偏頭痛、めまい
不安や慢性ストレス、気分の波
不眠症
下痢や便秘
膨満感や腹痛
吐き気や嘔吐
かゆみなどの肌疾患
ニキビ
生理痛・PMS
不妊症
認知症
多動性障害 など

私の友人でも定期的にグルテンフリー生活をしている人がいます。
むくまない、食後の眠気がパン食とごはん食の時で全然違う!などと聞いてはいましたが、パン・ピザ・パスタ大好きな私にはできないだろうと思っていました。
でも、偶然にも同時期にグルテンフリーや腸内環境についてのお話を聞く機会が重なり、ひとまず2週間主食のグルテンフリー生活に挑戦してみることにしました。(それまで1日1回はパンを食べていました)

実践して数日後から感じたことは「足が軽い」です。
足の甲が薄くなったような感覚です。
毎年梅雨から夏の湿の時期には特にむくみが強くなり、痛みやしびれさえ感じることもありますが、その辛さがありません。
一日中歩き回っても、足の疲れを翌日まで引きずることはありませんでした。

また、夏でも冷たい手足が暖かく感じます。(小麦は体を冷やします)
手足が暖かいなんて、施術時以外これまでにない状態で、いいことなのですが慣れずにまだ不思議な感じです。

そして自分でも驚いていますが、毎日のように食べていたパンを現時点で3週間以上口にしていませんが平気です。
意識してみると、小麦粉を含んだ食品がどれだけ多いことか!
美味しいものが多いですから時々は口にすることもあるでしょうが、できるだけグルテンは控えるようにしよう
と思います。

体質や慢性的な不調の改善、ダイエット目的などの場合には、最低でも14日間は継続の必要があります。
グルテンを全く口にしないというのは難しいですが、主食のパン・パスタ・ピザ、うどん etc.
お菓子も小麦粉が主成分の食品を控えてみてください。ビールもですね。。

できれば21日間(3週間)。
14日間できれば21日間も可能でしょう。
人は21日間同じ行動を続けると、その行動をすることへの抵抗感がなくなって、習慣化する確率が高まるといわれています。
そしてその頃にはおそらく何かしらの変化を感じていると思いますよ!

ごはんは適量であれば糖質や太ることを気にしなくても大丈夫です!
米の糖質は筋肉の材料になったり、腸内の乳酸菌のエサになったりするそうです。
パン食の方がごはん食に変えただけで便秘が改善されたという結果も出ています。

水分(常温以上の白湯など)はしっかり摂るようにしてくださいね。
腎臓で行われている血液のろ過作業には1日1.5ℓの水分が必要ですが、それが不足すると、元々蓄えている腸の水分を腎臓で使うことになり、便秘につながることもあります。
ただし、巡りのあまり良くない方が急に水分を摂りすぎると、腎臓に負担がかかって痛みを感じることがありますので注意が必要です。

流れ(巡り)のいい状態を作ってあげることが大切ですね。

 

-, 健康,